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ラッチ回路
最後はラッチ回路です.このラッチ回路では,取り込むタイミングをコンパレータの出力であるCR0とCR1,取りおく信号として遅延回路の出力です.そして,ラッチ回路の出力を減算回路へ送るようにします.
出力であるAD00~02,AD10~12を減算器に送るには,減算器に備わるピンヘッダJ1と接続します.そのためのピンアサインを下表に示します.簡単に説明するとAD00~12がA,AD10~AD12がBとなるようにして下さい.
ピン番号 | 信号名 |
1 | VCC |
2 | AD02 |
3 | VCC |
4 | AD01 |
5 | VCC |
6 | AD00 |
7 | VCC |
8 | AD12 |
9 | GND |
10 | AD11 |
11 | GND |
12 | AD10 |
13 | GND |
14 | GND |
上記のように減算器のJ1に接続するときに使えるのがピンヘッダ拡張用端子台(下図は表側と裏側)です.これをJ1端子に設置し,ワニ口クリップでAD00などの信号と接続します.
実験と報告
可変抵抗器もしくは圧力センサを変化させ,ラッチ回路の出力であるAD02~0,AD12~0がともに000から111に変化するか確認してください.また,減算回路,セレクタ回路およびデコーダ回路を接続し,電子天秤を完成させて動作を確認してください.最後に,今回作成した逐次比較型AD変換器以外のAD変換器について書籍で調べて報告してください.