日本国内の建設現場では熱中症により多くの作業員が犠牲になっております.このため,建設現場では熱中症を防ぐような対策を行っております.その一環として,熱中症の危険性が高まった時に作業員に周知することシステムの開発を行っています.下の図がシステムの概要図です.気象観測装置により計測された雨量・風速・温度・湿度の情報を無線通信にて現場事務所に設置された中央処理器へ送られます.その結果は屋内ディスプレイに表示するとともに,データベースへの登録も行います.また,屋外ディスプレイにそれらの情報を送るようにし,もし警報を出すほどの状況になった場合にはサイレンで注意喚起します.さらに,中型警報器では屋外ディスプレイが見えないような屋内の工事現場などに設置し温度と湿度を計測します.そして,中型警報器には作業員が身に着けられる携帯端末を持たせ,その端末からの情報も集約します.温度や湿度が一定の条件以上になると,携帯端末に備わるバイブレーション機能で作業員に知らせます.その時,作業員は安否を兼ねてボタンスイッチを押すことで安否を現場事務所へ知らせることができます.もし,ボタンスイッチが押されなかった場合,作業員のみに何かあった可能性があるため,捜索を行います.この時に役立つのが中型警報器です.中型警報器にはGPSと3軸コンパスを備えており,また携帯端末にもGPSを備えてあることから,中型警報器から作業員の位置を割り出すことができます.そして,その方向を指し示してくれるように,中型警報器にはフルカラーディスプレイが備わっております.中型警報器にはバッテリを備えてあるため,一時的になら持ち運びが可能です.このため,作業員の捜索をするときに中型警報器を持ち運ぶことができます.

以上のようなシステムを2014年から開発を続けてきています.

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