IPの設定ウィザード

続いてClockの設定をするウィザードがはじまります.最初に入力するクロックの情報を設定します.ここでは最低5[MHz]の周波数となっておりますので,下図のように5と入力してください.

Clock05

 

次に(というかこれで最後ですが),出力する波形の周波数を指定します.下図のように今回は100[MHz]とします.この後にまだ細かな設定を行えるのですがそこは省略します.そのためGenerateボタンを押します.

Clock06

 

IPが生成されると下図のようになります.続いて,作成された回路を扱うためのVerilogファイルを開き,ポートを確認しておきましょう.下図のようにファイルオープンアイコンを押してください.

Clock07

 

Clockフォルダの下にipcore_dirフォルダがあるはずです.その中にFrequencyMultiplier.vファイルがありますので選択して開くボタンを押しましょう.

Clock08

 

FrequencyMultiplier.vのポート宣言をご覧ください.下記のとおり,4種類のポートがあります.

Clock09

 

今回生成されたポートの役割を下表にまとめておきます.

ポート名 入力/出力 役割
CLK_IN1 入力 入力されるソースクロック.5[MHz]を想定している.
CLK_OUT1 出力 出力されるクロック.100[MHz]を想定している.
RESET 入力 この信号がHighの時にはCLK_OUT1から何も生成されない.
LOCKED 出力 クロックが正しく出ているときにはHigh,そうでないときにはLowを出力.