どのような電子部品でも「定格」というものがあります.

この定格を守らないとこのようなことが起こるということを身をもって体験いたしましたので報告いたします.

今回使用した3端子レギュレータの入力電圧は16[V]でしたが,ここに約24[V]の電圧をかけておりました.最初に気が付いたのは出力電圧を調べたときで,本来は3.3[V]となるはずのところ,3.8[V]程度でており,原因を調べた結果,上記のように過剰の入力電圧をかけていたことに気が付いたのでした.

この時点で使用を停止し,入力電圧が24[V]以上でも耐えられるレギュレータを注文したのですが,ちょっと動作を試してみたいことがあり,また,これまでとりあえずは動作していたこともあるため,タカをくくって動作させました.その結果がこちらです.

中央付近にあるレギュレータの左側が焼け焦げています.壊れた瞬間,このレギュレータは煙と赤い炎に一瞬包まれました.その日の勢いは,周りの素子にススがつくほどで,また,実験室と私の髪の毛には焦げ臭いにおいがしばらくまとわりつきました.

教訓
定格は必ずチェックし,加えて,守りましょう.