前にも行ったことですが,すぐに忘れるのでここに書いておきます.

  1. Raspberry Piの電源ランプを独立したLEDで実現
  2. シャットダウン後,電源が入っている状態で起動させる

1については以下の手順で行います.まず,/boot/config.txtをスーパユーザとして以下の文言を追加します.

dtoverlay=gpio-poweroff,gpiopin=20,active_low=1

これでGPIO20番ピンはRaspberry Piが電源の入っている間はHigh,電源が切れるとLowになります.

2については以前の案件でも行ったことではあるのですが,Raspberry Piを起動後,シャットダウンしたのち,改めて電源を入れるときには電源を入り切りする(=USBケーブルを抜き差しする)必要があります.しかし,USBケーブルを入れなおすのはちょっと面倒であることがあります.そこで上記の状態,つまり電源は供給されているがOSがシャットダウンしている状態のとき,SCLピン(物理番号5番)のピンをLowにするとOSがブートします.

ここまで書いておきながら実は面倒であるということがわかりました.どうやら上記の1,2を同時にはできないようです.例えば1の設定を行ったのち,SCL端子をLowにしても動作しないようです.あと気になったのですが,1の設定をするとOSがシャットダウンしてもRaspberry Piに最初から備わるLEDが点きっぱなしになります.ということで,2をする時には1の設定はやめたほうがよさそうです.