はじめに

この文書ではArducam Mega をひとまずArduinoで動作させる方法について書いておきます.今回のこのカメラを使用しようとした目的は,夜間の水路を撮影したいからです.これまで夜間の水路を撮影するときには,カメラの周りに超高輝度LEDを取り付け,それで撮影することを試みてきました.しかしかなり高輝度のLEDを付けたところで映る画像はほぼ真っ暗な状況でした.そこで暗視カメラ(というかIRフィルタが付いていないもの)を使ってみることとなり,今回の商品を制御することとなりました.最終的にはPICで制御しますが,ひとまずはどの程度暗くても撮影できるか確認したいと思います.

実行環境

 動作までの流れ

こちらの動画を参考に設定しました.全体の流れを書いておきます.

  1.  こちらのサイトからArduinoで動作させるプログラムをダウンロード
  2. Arduino IDEで上記プログラムをArduinoに書き込み
  3. カメラとArduinoをワイヤ配線する(配線は動画にある)
  4. カメラを簡単にWindows上から動作するアプリをダウンロード+インストール
  5. 4のアプリを使い,Arduino経由でカメラを操る

上記動画ではボーレートが921600で接続していますが,2で書き込んでいるプログラムでは115200となっているため,5のときにボーレートを115200にする必要があります.IRフィルタがないためか,光が十分にある環境で撮影した場合には全体に赤みを帯びた画像が得られます.このあとは夜に撮影し,結果が良ければPICにプログラムを移植します.