最近,PIC Kit 5を使って開発をしていますが,今度の公開講座ではPIC Kit 3を使うことになりました.というのは,手元にPIC Kit 3が20個ほどあるのですが,PIC Kit 5は2個しか持っておらず,公開講座をするには2個では全く足りないからです.それで久しぶりにPIC Kit 3を使おうと思ったのですが,気が付けばPIC Kit 3はWindows版で最新のMPLAB Xで使えない状態になっていたのですね.ただ古いMPLAB X(Ver 5.20)を使えば動かせるらしいということでその対応でどうにか講座は行えると思っていました.
ところで講座を実施するにあたり使用するノートパソコンはとても古く,すでにWindows11がインストールできないものとなっています.そこで最新のUbuntu をインストールして対応しています.また,MPLAB XはUbuntu版のものをインストール済みであることは記憶にあったのですが,このバージョンまでは覚えていませんでした.上記のとおり,古いMPLAB Xを20台くらいのパソコンにインストールする可能性があったため,先ほどそのノートパソコンを引っ張り出してきてバージョンを確認したところ,Ver 6.20でした.これではPIC Kit 3は対応できないのでMPLAB Xのインストールをしなおしかとがっかりしていました.ただもしかしたらLinux版だとPIC Kit 3が使える可能性もあるのではと思い,ダメもとで講座で使うプログラムをUbuntuにコピーし,ビルドとダウンロードを試みました.その結果,Linux版のMPLAB X Ver 6.20ではPIC Kit 3がちゃんと動作する,ということが分かりました.
ラッキーでした.やはりセキュリティ的にも新しいもののほうがいいですしね.結構うれしくなってしまい日記に書いておきます.