これまで使ってきたXilinx 社製(いまはAMDですが)FPGAのSpartan-6,そろそろ限界を感じています.ご存じの通り,ISE WebPACK はWindowsでは7までがまともに動き(Windows10で動くものがありますが,あれはVirtual BoxでLinuxを動かし,そのうえでWebPACKを動かしている),それ以降のバージョンでは,いろいろあれやこれやとパッチを当てたり,WSL上で動かしたりと,ほとんどまやかしの世界に到達しています.加えて,セキュリティ的にもそんな古いIDEを使っていてよいのか,という問題もあると思います.

そこでついに決断しました.Spartan-6とサヨナラします.本当はZynqとかが動くXilinxのFPGAを使いたかったのですが,先立つもの(=予算)がとても下りないということで,ここは思い切って別のベンダーを使うこととします.安いFPGAを調べると中国メーカのものがありますがその中でも2500円という,桁が1つ違うものがありました.それがTang Nano 9Kです.これなら40台買っても10万円,その周りにつける7セグとかドットマトリクスディスプレイとかを入れても20万円あれば何とか1学年分はできそうです.

ということで今日からこれを使った新CPU Boardを開発することとしました.進捗がありましたら報告します.