はじめに

1年生向けの授業で用いる教材として,トランジスタによる計算の方法を説明することにしました.その一環として,4ビット加算器をAND,ORなどの論理ゲートを使って動作する回路を作成してみました.

作成したもの

下の図が完成品です.下側にある8つのトグルスイッチのうち,右4つが4ビットのA={A4,A3,A2,A1},左4つが4ビットのB={B4,B3,B2,B1}としたとき,A+Bを行ってくれます.結果は,上側にあるLEDに表示される仕組みとなっており,一番左側にあるCがキャリ,残りの4つがS={S4,S3,S2,S1}となっています.AおよびBの最大が15(2進数では1111)であるため,和の最大は30(2進数では11110)となります.動作確認した結果,正しく動作していることが確認できました.

4

 

上記のボードの回路図も載せておきます.LEDはすべてシンク型のトランジスタアレイを用いています.

schematic

 

あとは,ANDやORなどの論理ゲートをトランジスタのみで作成する回路も作ろうと思っています.これらの回路に加え,プレゼン資料を当然作る必要がありますが,これはたぶん年末になりそうな予感です.