はじめに

16セグメントLEDといえば,わたくしの世代ではバックトゥザフューチャーで出てくる次元転移装置のタイムサーキット(行きたい日時を設定するときに使うやつ)が思い出されます.授業で扱った7セグメントLEDの発展版である16セグメントLEDを題材にテストを作ることがありました.テストの中では16セグメントを制御するVerilogのコードさえあればよいわけですが,どうせなら動作する回路も作ってみようと思い,今回紹介する回路を作ってみました.

教材概要

4桁の16セグメントLEDをダイナミック点灯制御するようにしました.表示できる文字の種類は,大文字及び小文字のアルファベットと数字0~9の合計62個です.ということで2の6乗=64まで表せるトグルスイッチと,表示する文字を確定するためのトグルスイッチ,さらにはリセット用プッシュスイッチをつけることとしました.用いるコンフィギャラブルデバイスは,たまたま余っていたCPLDであるXilinx社製9572XL-PC44を当初は用いようと思っていたのですが,回路規模が結構大きくなってしまったため,最終的には95288XL-TQ144になりました.

作ったもの

下の図が結果です.「CPLD」と表示されていると思います.もうすこし電流を流して明るくしたほうが良かったかなというのが反省です.これをどこかの授業の一部に取り入れらるかこれから検討します.ただし,CPLDがかなりレアになりつつある(このCPLD,在庫はもう0になっていました)ということと,CPLDが結構高い(3000円くらい?)のため,1クラス全員に渡すにはちょっと無理かもしれません.グループ演習のような感じで使えないか考えようと思いました.

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