以前,秋月電商で売っていたAE-HDC1000という温湿度センサモジュールがありました.このセンサを使ってIoT講座用の教材を以前開発しました.ところが,AE-HDC1000が秋月から売られなくなり,もうだいぶたちました.ここにきてその教材を増産するということになったため,急きょ,AE-HDC1000代わりのセンサモジュールを作ることとなりました.
結論から言うと,下の図のように一応できましたが,これで動くか正直心配です.
心配要素その1: 初めてのBGA
これまで基板をいくつも作成してきましたが,BGAのライブラリを作成したのは初めてです.データシートを見ながら作成したのですが,本当にこんな感じで動くのかな,という感じでした.
心配要素その2: HDC1010を使う
私御用達のSEEEDSTUDIOには実装サービスがあり,その中にはHDC1000はありません.代わりにHDC1010という,後継のものがありました.最初,HDC1000をDigiKeyあたりで調達し,P板で実装してもらうことを考えていたのですが,それだと部品代が7000円,実装費が33000円,基板とメタルマスク作成費(これはSEEEDでつくる)が輸送費込みで7000円と,ざっと5万円はかかりそうな感じでした.しかし,HDC1010ならSEEEDSTUDIOにあり,基板代および実装費をSEEEDSTUDIOに頼めば,170ドル(多分18000円くらい?)で収まることが分かりました.このくらいならなんとかなりそうだなと思ったところです.だけどうまくいくのかな….
不安要素その3: 信頼のブランドSEEEDSTUDIOの精度
時々あるんですけど,SEEEDSTUDIOで作った基板,変なところで導通しちゃっていることがあるんですよね.最近は体験していませんけど,やっぱり安いからですかね.正直不安です.
18000円をどぶに捨てることになるのか,それとももう売っていない幻のAE-HDC1000が復活するのか,楽しみです.できるまでに1か月くらいはかかると書いてありました.じっくり待ちましょう.