BSOの試作についてはおおむね完成が見えてきましたので,次のステップであるスコアボードを作成し始めることとしました.

今回構想しているスコアボードの必要要件は次のとおりです.

イニングごとに1つのスコアボードがある.このため,少なくと9イニング×表裏+合計2つ=20個必要である.
スコアボードには幅12高さ24合計288個のLEDがある.
スコアボードにはEEPROMが備わっており,そこにはフォント情報が入っている.
スコアボードは漢字を含むおよそ2000文字を表示する能力を有する.
ソーラで充電できる.
以上の要件を満たす基板を試作しました.

試作した基板をいつものFusionPCBへ発注しようと思ったのですが,ここで大きな問題が発生しました.FusionPCBの発注要件を見てみると,基板サイズは最大で20×20[cm]であり,今回作成しようと考えていた基板サイズ160×235を超えていたのです.

というわけで,急きょ,以前利用していたSilver Circuitを利用することとしました.こちらの場合,FusionPCBより割高になるのですが,基板サイズに制限があまりなく,国内のPCB作成メーカよりだいぶ安いのでちょっと前にはよく利用していました.

しかし,FusionPCBとSilverCircuitではデザインルール(基板を作成するときの制約)が異なります.これまで,FusionPCBのデザインルールで基板を差くせしてきたため,Silver Circuit用のデザインルールに変更することとなりました.これが意外と面倒臭く,基板を修正するのに半日ほどかかってしまいました.

本日,基板の見積もり請求を出しましたので,おそらく一両日中にはそれが来ますので,その後,発注する予定です.8月中に初号機ができたらと思います.