9月に行われる陸上の大会に向けて,制御用プログラムを作成しているところです.

前月行われた混成競技大会で用いた制御用アプリケーションでは,ともかく動くものを時間内に作るということしかなかったため,通常行われるソフトウェアの開発プロセスにしたがいませんでした.その結果,大会前日に要求が満たしていないことが分かり,大変な苦労をしてしまいました.そこで今回は,しっかりと要求,分析,設計,実装と行っていくことと致しました.まずは,要求ということで下に示すユースケース図を作成してみました.

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 混成競技だけでなく,100[m]走などのトラック競技,走り高跳びなどのフィールド競技の掲示板としても使用できるようにします.私はこのアプリケーションを作成するまで陸上競技について全く分かっていなかったのですが,競技により点数および表示する内容が異なります.下に示します.

  • 混成競技:合計で0~9999(4桁)までの値を表示できればよく,表示する内容は,入力時点のトップ8です.
  • トラック競技:分(2桁),秒(2桁),センチ秒(2桁)の合計6桁,もしくは秒(2桁),センチ秒(2桁)の合計4桁で表示できればよく,表示する内容は,1回の試技の結果(9レーンあるので9人の結果)です.
  • フィールド競技:メートル(2桁),センチメートル(2桁)の合計4桁で表示できればよく,表示する内容は,入力時点のトップ8です.

このように,競技によって表示方法が異なることが主な注意点となります.

この後には各ユースケースを詳細に説明したイベントフローを記述し,さらに画面遷移図,詳細なクラス図などを書いていく予定です。