TKM-Hでは,SCCBインタフェースで制御するOV7725カメラをメインマイコンであるRX-62Nで行います.ただし,このカメラとマイコンの間にはSpartan-6というFPGAが介在しているため,単純にカメラとマイコンを接続するだけでは済みませんでした.本日,この問題が何とか解決したようなのでご報告いたします. この問題の解決には2つの鍵がありました.1つはFPGAとカメラの間のプルアップ抵抗,もうひとつはFPGAにおける端子の設定です. まず,プルアップ抵抗についてです.ご存知のとおりI2CにはSDA,SCLともにオープンドレインのためプルアップ抵抗を入れる必要がありました.これまで,マイコンとFPGAの間にはプルアップ抵抗を入れていたのですが,FPGAとカメラの間には入っていませんでした.ということで,3.3[kΩ]の抵抗をSCL,SDAそれぞれに入れました. 次に,FPGAにおける端子の設定についてです.Spartan-6では,端子をCMOS3.3にしたり,I2Cにしたりすることが可能です.結論としては,SDAをI2Cにすべきだったようです. 以上の設定をした結果,今のところカメラの設定を行えそうです.
FPGAを経由したSCCBカメラの制御
- Details
- Written by: 芦田和毅