今年塩尻市で行われた中学生向け講座が来年度も行われることを想定し,新たに教材を作ることにしました.今回のテーマは「音」とし,具体的にはボイスチェンジャを作ってみたいと思います.このボイスチェンジャの仕様をまずは下に示します.

  • 500円程度で作成できること.
    • PICを使うこと.
    • 基板は5[cm]×5[cm]に2面付けすること.
    • 3[V]のボタン電池を使うこと.
  • 電話と同程度の音質(8[kHz])とすること.
  • EEPROMに4秒程度記憶させることができること.
  • ボイスチェンジャの種類は最大で10個程度とすること.

以上の使用を満たすよう,まずは秋月電子を中心に部品を選定し,ざっと基板の上に配置してみました.

TempAssign

なんとか2.3[cm]×5[cm]の基板に各デバイスを収めることができそうです.2面付けを頼むと追加両人になってしまうので,自前2面付けにすることとし,基板到着後にニッパで切り分けることにしました.部品の配置については,右手で録音と再生ができるようにするため,右上にタクトスイッチを配置し,また,音の種類を選択するためのロータリスイッチを左側に配置しました.

次の予定は,基板を作成し試作してみます.気がかりなのは,AD変換したのちに行われるEEPROMへの書き込みが時までに間に合うのか,ボイスチェンジする処理が間に合うのか,などがあります.まぁとりあえずやってみます.