RFリンク社製無線通信モジュールRM-922を使って通信するため,まずはモジュールに入っているプログラムを使いこなすことにしました.この文書ではRM-922に入っているプログラムの使い方について述べます.
必要なもの
- 通信モジュールRM-922 × 2
- RM-922とパソコンを接続するRM900_EV × 2
- USBケーブル × 2
- RM-900_EV付属のCD
- 通信ターミナル TeraTerm
TeraTermのインストール方法
- https://osdn.jp/profects/ttssh2/にアクセスする.
- 「ダウンロード」から最新版のtera term-〇.〇〇.exeをクリックしてダウンロードする.
- ダウンロードした.exeファイルを開く.
- インストール中に使用する言語を「日本語」に設定して「OK」をクリックする.
- 「Tera termセットアップウィザードの開始」画面が表示されるので「次へ」をクリックする.
- 利用規約が表示されるので,「利用規約に同意する」を選択して「次へ」をクリックする.
- 「インストール先の指定」画面が表示されるので,インストール先を指定して「次へ」をクリックする.
- 「コンポーネントの選択」画面が表示されるので,必要なタスクにチェックを入れ「次へ」をクリックする.
- 「言語の選択」画面が表示されるので,「日本語」を選択して「次へ」をクリックする.
- 「プログラムグループの指定」画面が表示されるので,プログラムグループを作成する場合はそのまま,作成しない場合は「プログラムグループを作成しない」にチェックを入れ「次へ」をクリックする.
- 「追加タスクの選択」画面が表示されるので,必要なタスクにチェックを入れ「次へ」をクリックする.
- 「インストールの準備完了」画面が表示されるので,内容を確認して「インストール」をクリックする.
- インストールが終了したら「完了」をクリックしてインストールを終了する.
RM-922のドライバをインストール
- 付属のCDを読み込む.
- CDの中の「Driver」フォルダを開き,その中の「ftdi」フォルダを開く.
- 使用しているPCのOSがWindows8.1以降の場合は8-1がついたほうを,それ以外のWindowsの場合はついていないほうを開く.
- 中にある.zipファイルを解凍する.
- 解凍したファイル内にある.zipファイルを同じフォルダ内に解凍する.
- 同じフォルダ内にある.exeファイルを開く
- 「Extract」をクリックすると「Welcome to the Devise Driver Installation Wizard!」画面が表示されるので,「次へ」をクリックし,インストールを開始する.
- インストールが終了したら「完了」をクリックし,インストールを終了する.
通信方法
以下では2個のノード(AとB)間での通信方法について説明しています.Aのアドレスを0,Bのアドレスを1として通信します.
- ノードAとPCをケーブルでつなぐ.
- コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」から「デバイスマネージャ」を開く.
- ポート(COMとLPT)からCOM番号を調べる.
- tera termを起動する.
- 設定画面が表示されるので,下側の「シリアル」を選択し,手順3で調べたCOM番号に設定して「OK」をクリックする.
- 「設定」→「シリアルポート」からボー・レートを115200に設定する.
- RM900_EVにあるRESETボタンを押すとコマンド一覧が表示される.
- これまで設定した情報がEEPROMにあり,それをロードする場合には"y"を押す.
- "c"を入力すると自分のアドレスを入力するよう表示が出るので,"0"と入力してEnterキーを押す.
- 次に"d"を入力すると通信相手のアドレスを入力するよう表示が出るので,"1"と入力してEnterキーを押す.
- ノードBに対しても手順1から手順10までを行う.ただし,手順9ではアドレスとして1を,手順10ではアドレスとして0を入力する.
- 設定をEEPROMに保存するときには,"x"を押す.
- 片方のtera termで"s"を入力すると通信を開始する.
- 片方のtera termで入力した文字がもう片方のtera termに表示されれば通信は成功している.
- 長い文字列を送信したいときは送信したい文字列を入力したテキストファイルを作成し,tera termの「ファイル」→「ファイル送信」からそのテキストファイルを選択することで100バイトまでの文字列を送信することができる.
- 通信を終了するときは端末のRESETボタンを押すか,tera termを閉じて終了する.