この文書では,TWE-Liteのサンプルプロジェクトに新規ソースファイルを追加するときの方法について述べています.
TWE-Liteにはいくつかのサンプルプロジェクトが用意されており,それをまるっとコピーして変更していくのが開発の近道です.しかし,既存のファイルに追記していくとプログラムが分かりにくくなってしまいます.その対策として新規ソースファイルやヘッダファイルを作成し,それらをプロジェクトに入れたくなります.更に,場合によってはフォルダを階層構造にしたくなることもあるでしょう.その場合にはただファイルやフォルダを追加しただけではビルドしてくれません.これらの問題を解決するには,プロジェクトに備え付けられているMaster⇒Build⇒Makefileを修正する必要があります.
1:ファイルの追加
ファイルの追加には,変数APPSRCに追加したいファイルを追加記載すればよいです.たとえば,SevenSegment.cを追加するには以下のようになります.最初の行はもともと書かれているもので,その後ろに追加したいファイルを追加記述すればよいです.
APPSRC += $(TARGET_DIR).c APPSRC += SevenSegment.c
2:フォルダの追加
フォルダを追加するにはAPP_COMMON_SRC_DIR_ADD1にフォルダ名を記述します.さらに追加したい場合にはAPP_COMMON_SRC_DIR_ADD2,さらに追加するにはAPP_COMMON_SRC_DIR_ADD3のように追加していきます.下の例はSourceフォルダの下にRM922フォルダとRN42フォルダを追加する場合です.
{conde}APP_COMMON_SRC_DIR_ADD1 = ../Source/RM922 APP_COMMON_SRC_DIR_ADD2 = ../Source/RN42 {lang}text{highlight}{end-code}