RM-922は通信を開始するとリセットするまで設定可能状態になりません.raspberry piであれば汎用端子でリセットができますが,パソコンをUSBシリアルで接続した場合にはこれまで手動でリセットスイッチを押すしかありませんでした.開発者であればこの動作は造作もないことですが,エンドユーザにとっては煩わしく感じるでしょうし,何より指示してもリセットを押してくれないかもしれません.色々考えたのですが,USBシリアル変換ICであるFT232RLにはbit bangという機能があり,これを使えば8個の汎用入出力を制御できるようです.そこでこれまで開発したRM-922をパソコンのUSBシリアルに接続する回路を改造し,FT232RLの汎用端子(D7)とリセット端子を接続しました.ただし,それではユーザがタクトスイッチでリセットできないので,リセットスイッチとD7のANDの入力とし,ANDの出力をRM-922のリセット端子に接続しました.
基板の発注はいつものSeeedですが,現在中国では旧正月のため2月4日まで全く対応してもらえないようです.従って,基板が到着するのはおそらく2月末でしょう.顛末を今度アップします.