水面下で進められてきたプロジェクトであるLEDダンスが遂に日の目を見ることとなりました.平成29年度5年生の有志で結成されたダンスグループがLEDダンスを学校祭で行いたいので,その回路を作成してほしいという依頼があったのは,学校祭の4か月ほど前でした.LEDダンスは何かのCMで見たことがあったのですが,それをやりたいという彼らの気持ちと,自分が面白そうだなと思ったことで微力ながら力をお貸ししたのでした.回路の構成としては4チャネルのPWMを持っているPICマイコンを選定し,その先にある程度電流を流せそうなトランジスタを付けました.下に回路の外見を示します.外形は50×50[mm],左側に1.5[V]の電池を6直列にして12[V]の電源を入れ,それをLEDの電源にしています.

ダンスの基板

 

この基板のケースも一応作りました.蓋つきになっていてある程度の剛性があるため,激しいダンスをしても大丈夫なようにしました.

ダンスの基板のケース

 

LEDへ光らせるパターンはミリ秒単位で調整できるようにしました.パターンの入力はエクセルで行い,そのデータをVBAでマイコンが理解できるC言語に変換するようにしました.点灯と消灯以外に,PWMを用いたフェードインとフェードアウトを備えました.

 ダンスの様子を下に示します.

途中,LEDの接触がおかしいところもありますが,概ねすべての演者の同期がとれていたように思います.およそ半年にわたるこのプロジェクトもこれでおしまいです.最後に感動的なダンスをしてくれた滝澤君はじめとした演者の皆さんに感謝を申し上げるとともに,はんだ付けを一生懸命してくれた浅利君にも感謝を申し上げます.ありがとうございました.