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Details
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Written by: 芦田和毅
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湿地における流量計測のための水位計測器
長野県長野市飯綱高原にある大谷地湿原では,ヨシの繁茂や森林の拡大による乾燥化が問題となっている.この対策として湿原の地下水位を計測し,そこから流量を計算することで,乾燥化の現状を把握しようとしている.本研究では地下水位を自動で計測し,遠隔地から水位を確認できる水位計測システムの開発を行った.このシステムを用いることで地下水位を容易にかつつぶさに調べられ,湿原の乾燥化問題を対策するときの一指標としての利用が期待できる.
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上体起こしにおける自動測定システムの開発
本研究は高齢者向けに実施される体力測定のうちの上体起こしの回数を自動集計するシステムを開発するものである.体力測定には6つの種目があり,それぞれ違う場所で測定する.現在,この測定の記録および集計を目視および紙に記載している.これでは測定の際に誤差が出ることや,集計をするのに時間がかかってしまう問題がある.そこで,上体起こしの自動測定および自動集計をするシステムの開発を目指している.
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手書きによるスケジュール管理システムの開発
現在スケジュールを管理する手段としてスマートフォンのアプリなどを用いるデータで管理する方法と, 手帳を用いる手法がある.どちらの手段も一長一短あるが,両方用いてスケジュール管理している人はきわめて少ない.そのため, 人と情報共有をする場合にスケジュールの共有や伝達を容易に行うことが困難となる.そこで, 手帳に書いた内容を撮影してそれを文字認識してスケジュールを取得し, カレンダ形式で表示するAndroidアプリを開発した.
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機械学習を用いた麻雀AI の作成
近年,将棋や囲碁,オセロなど,様々なゲームのAIが作られ,その実力は世界のトッププレイヤーを上回るほどである.一方,ポーカーや大富豪,麻雀といった,ランダム要素が強いゲームのAIの開発はそれほど進んでいない.そこで本研究では,機械学習を用いて麻雀のAIを作成した.その結果,ディープラーニングにより相手の河から手牌を予測することで攻守ともに性能を向上させることに成功した.