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Details
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Written by: 芦田和毅
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CPLD とSRAM による画像バッファリング回路の作成
今回の研究の目的は CMOS カメラを MPU を制御し,カラー画像を撮影することである.カメラから送られる 1 フレームのデータ量は非常に多く,転送速度も速い.さらに受信側の状態に関わらず逐一送られてくるので MPU で直接制御することができない.この問題を解決すべく,画像データを保管するバッファリング回路を作成した.
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Webブラウザを介したレポートおよびプログラム提出システム
現在,本学科ではプログラムを教員に提出するときに,メールに添付して送ることがある.
この方法ではプログラムをそのままコンパイルすることもできるが,宛先の設定やファイルの添付,メールタイトルの統一など,行わなくてはならないことが多い.また,それぞれの内容を何度も確認することになり煩雑である.さらに,メールサービスによっては特定の拡張子のファイルが拒否され送信に失敗することがある,紙での課題提出に比べ存在を忘れやすい,といった問題点もある.また,受け取る教員の側では,メールを一つ一つ確認し,それぞれの添付ファイルの保存,提出状況のチェックなどをしなければならない.さらにプログラムならば動作確認をしなければならないこともある. これらの問題点を解決できれば,データでの課題提出はより便利で使いやすいものとなる.
そこで,課題情報や提出ファイルをサーバー内で管理し,ユーザーに合わせたWebページを動的に生成してファイルのやり取りを行えば,先に挙げた問題点を解決する機能を持たせられると考えた.それを実現するため,Webブラウザを介してレポートやプログラムを提出できるシステムを開発した.
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マークシート式アンケートシステムの開発
現在,本校で行われている授業評価アンケートにはマークシート式アンケートが用いられてい
る.マークシート式アンケートは集計処理が自動で行われ,回答も限られた選択肢から選ぶため,
質問者・回答者ともに手軽で,かつ大規模な集計も行える.TOEIC などの試験や,本校における
授業評価アンケートなどがその例である.しかしこのマークシート式アンケートを利用するには,
専用の紙と処理するためのシステムが必要である.本校で行われている授業評価アンケートは,業
者が製作した用紙を使用している.このアンケートは定期的に行われるため,その紙を購入するた
めの一定のコストを必要とする.また科目による細かな質問内容の変更や修正などが必要になって
も,業者が製作しているために時間やコストを必要とする.本研究ではこのアンケートの紙面作成
や集計を質問者が手軽に行えるようなシステムを開発した.