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select命令
select フィールド from テーブル名 [where 条件]; |
”select” 命令はテーブルの表示や,条件 付きテーブル表示(検索)ができます.ここでは5つほど実例を挙げて説明します.
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すべてを表示
まずテーブ ルの内容をすべて表示させます.それにはselect * from subject;+ エンターキーと入力します.ここで”*”は,すべての列名を表します.なお”*”は省略も可能です.実行結果を下に示します. -
一部のフィールドについて表示
次にテー ブル名 subject の列名 id と t_name を表示させます.具体的には,select id, t_name from subject;+エンターキーと入力します.このように,”select” と ”from”の間に列名をコンマ(,)区切りで記述することで指定された情報を表示できます. -
条件のもとに表示
次にテーブル名” subject”から列名”id”のデータが”3”であるものを表示させます.それには,select * from subject where id = 3;+エンターキーと入力します.なお,ここでは”id = 3”としたが,このほかの関係演算子として,”!=”,”<,”>”,”<=”,”>=”なども使えます. -
文字列の検索結果に合致したデータを表示
テーブル名 subject の列名 s_name のデータ内の文字列に ”ー”(長音を示す記号.のばし棒)が含まれるものを検索し表示します.それには,select * from subject where s_name like "%ー%";+ エンターキーと入力します.ここでパーセント記号は,正規表現でいうところの”*”と 同じです.つまり検索したい文字列の前後にパーセント(%)をつけると検索対象のどこでも構わないこと意味し,文字列の先頭につけるとその文字列で終わるもの,逆に一番最後につけると,その文字列で始まるのもを検索します. -
複数の条件に合致したデータを表示
先ほどの条件に加えて,t_nameのデータ内の文字列に”芦田”が含まれているものを検索し表示します.それには,select * from subject where s_name like "%ー%" and t_name like "%芦田%";+エンターキーと入力します.このよう に,where句の条件部分に andやor を使って複数の条件を記述できます.