今回も自分のための備忘録です.

どのPICでもそうかは分かりませんが,少なくともPIC16F193Xシリーズ,PIC16F188X7シリーズでは,VDDより高い電圧を入力端子に印加するとVDDの電圧が上昇してしまうみたいです.例えば,左記のPICでは,VDDの上限はおよそ5Vですが,VDDを例えば3.3Vにしておき,ある入力端子に5Vかけるとダメ,ということです.下の図がデータシートの抜粋です.わたくしがデータシートの読み方を間違えているのかもしれませんが,VIHの下限は定義されているものの,上限はありませんでした.このため,VDDより高いが5Vより低い電圧を入力端子に印加していました.

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実は2年位前からこの状態でPIC16F193Xシリーズのマイコンを使っていました.その結果,レギュレータで3.3VにしてそれをPICのVDDにしていたにもかかわらず,なぜかVDD(つまりレギュレータの出力電圧)が4V以上になっていることになっていることが気になっていました.それでも5Vよりは低かったため,動作上の問題は生じていませんでした.そのため,あまり本件をまじめに考えておらず,レギュレータ周りのパスコンの位置がよくないために発振しているのかな,程度に考えていました.しかし,PIC16F188X7シリーズのマイコンでは,このようなことを行うと,プログラムが開始しないことが発生し,本腰を入れて原因を探ったところ,上記のような結果になりました.

いい勉強になりました.

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