高校野球マネージャ支援システムの配置図を掲示したとき,タブレット端末とBSO掲示サブシステムおよび得点掲示サブシステムの間をConnectPortXにより相互利用するとしてきました.

この場合,タブレットとConnectPortXはEthernetで通信し,ConnectPortXと掲示サブシステムはZigBeeで通信をおこないます.しかし,現在のところどのようにConnectPortXを使うのか,よくわからないのが現状で,使用方法のめどがまだ立っていません.

そこで,多くのタブレットに備え付けられているBluetoothを使うこととしました.しかし,Bluetoothの場合,ご存じのとおり100[m]以上の送受信は大変困難です.そこで,BluetoothとZigBeeの相互変換回路を作成することにしました.

「回路」と仰々しくいっていますが,実際には非常に簡単で,BluetoothモジュールのRX/TXと,ZigBeeモジュールのRX/TXをつないだだけのものです.下に試作品を示します.

実験として,タブレットからBluetoothのSPPによる文字の送信し,上記写真のZigBeeとは別のモジュールでその文字を受信し,うまく動いていることを確認しました.

少し心配だったことは電池の持ち具合です.できれば,1日ぶっ続けで通信しても持つ程度にしたいと考えていました.実際に通信をしているときの電流を調べるとBluetoothのホッピング時に100[mA]弱の電流が流れることがわかりました.このため,電池の容量が2000[mAh]くらいあれば,ほぼ1日足りるということがわかりました.

試作品では006P乾電池を用いていますが,最終的には単三のeneloop(2000[mAh])を用いれば,仕様を満たすことが可能であろうと思います.

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