はじめに
この文書ではDual-Purpose Pinとなっている端子の取り扱いについて説明しています.Tang Nano 9Kに搭載されているGowin GW1NR-9 FPGATang Nano 9Kに搭載されているGowin GW1NR-9 FPGAの一部端子にはDual-Purpose Pinとなっているものがあり,これらはデフォルトでSSPI端子として使用されています.一方,自作したドータボードでは,Tang Nano 9Kで利用可能な端子をすべて何かしらのデバイスに接続しているため,SSPI端子を汎用端子に設定する必要があります.以下ではその設定方法について説明しています.
環境
- FPGAボード: Tang Nano 9K
- IDE: GOWIN FPGA Deginer 1.9.8.11 Education
行うこと
IDEを立ち上げ,プロジェクトを開きましたら,下の図のようにProject→Configurationを選択します.
次にPlace & RouteにあるDual-Purpose..を選択し,その中にあるUse SSPI as regular IOにチェックを入れます.これで汎用端子になったはずです.当然ですがk所の設定ではSSPIが無効になります.ドータボードに接続せず,単体でTang Nano 9Kを利用する際にはチェックを入れぬようにしてください.