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大型の屋外ディスプレイでは,屋内に入ってしまうとみることができませんし,物影が多いような現場でも同様です.そのような問題を解決すべく開発されたのが中型警報器です.これにより,広範囲な建設現場に対して情報をまんべんなく告知するために用いられます.中型警報器にはただ情報を作業員へ知らせるだけでなく,もし作業員の位置が分からないときにはその場所を知らせる機能も有します.このようにするため,中型警報器にはGPS,3軸コンパス,フルカラーディスプレイを備えております.これらにより,現在の位置の把握,作業員がいる方向の認識,そしてその方向を表示することができます.加えて,中型のスピーカを外部に持ち,非常時には大音量で警報音を鳴らすことができます.

下の図は正面から見た図です.大きさは幅,高さともに470[mm]となっています.モグラの形をしたこの装置には2つのディスプレイがゴーグルの位置にあります.ここに様々なパターンを表示することが可能となっており,作業員を捜索するときにはここに矢印やコンパスの針を模した画像を表示することとなります.通常時には気温をあらわす色やパターンを表示することができます.フルカラーになっているため,使用用途が非常に広くなっています.モグラのヘルメットから下に伸びる緑色のひもを模した部分は中型警報器の餅てとなっており,作業員を探すときに役立ちます.外付けのスピーカは後述のだったく可能なコネクタで接続されております.これは,作業員を探すときには不要であるスピーカを手早く外すことができるためにこのようにしております.

Front 


下の図では側面をあらわしています.まずディスプレイについて説明します.ゴーグルを模したディスプレイには庇の機能を持たせるため,凹凸が点いています.ディスプレイとして使っている基板には専用のケースを3Dプリンタで作成してカバーしてあります.ディスプレイ以外のデバイスは防水ケースに入れられております.ケースからは,スピーカと外部の大型バッテリをつなぐためのコネクタがケース上部から出ています.このコネクタも防水となっております.

Side

 


 中型警報器の背面は下の図のようになっています.ディスプレイがむき出しのようにも見えますが,これはケースが半透明であるためであり,実際にはしっかりとカバーされています.

BackCloseCase

 

 


 ケースをあけると下の図のような操作器があります.右側にあるつまみは音量を調整するものです.建設現場に応じて音の大きさを調整できます.上側にある2つのスイッチは,電源スイッチと音量の完全入切をするスイッチです.右下にある2つの押しボタンスイッチは,中型警報器を動かすのに使うラズベリーパイのリセットスイッチと,シャットダウンスイッチです.先ほどの電源スイッチをいきなり切ってしまうと,ラズベリーパイが壊れてしまう可能性があります.このため,ラズベリーパイを安全にシャットダウンするスイッチを設けてあります.なお,ラズベリーパイ,GPS,3軸コンパス,無線通信機器は,見えない状態になっていますがこの箱の中にあります.

 

BackOpenCase

 

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